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西日本、転々記 3日目 -鳥取-

▼ 松江→米子

宍道湖まで来ておきながら、シジミを食べるのを忘れていた。
しかしもう出発の時間だ。

7時半起床。
8:45にホテルをチェックアウト。

みどりの窓口で営業キロ(運賃計算キロ)にして1,000kmオーバーの乗車券を購入。
しめて12,290円。
途中経由する区間を申請して、最終日まで使用する通しの切符だ。

9:24発の各駅停車米子行きに乗車。
入線してきた電車内には結構たくさんのひとが乗っていて、座れなかったらどうしようかと心配したが、松江駅でほとんどのひとが降車。
ボックスシートで足許もゆったりとした車両だ。

今日も好い天気。
駅間が長いため、普通のわりには結構スピードを出す。

揖屋駅を出ると、左には中海が見えてくる。
宍道湖もそうだが、想像していたよりもずっとスケールが大きい。
荒島駅で小学生の群れが乗車。
たちまち小学生の遠足列車と化した。

米子からは「快速とっとりライナー」に乗り換える。
各駅停車だと2時間半の道のりが、これだと1時間半で鳥取に着く。
45分ほど待ち時間があるので、途中下車。

吾左衛門」という駅構内の店で、朝食代わりにてんぷらそば(480円)を食べる。
寿司を本業とする店のようだが、構わずそばを啜る。
さらに売店で伯耆坊(発売元:彩雲堂)というお菓子を見つけたので買ってみる。
入線を待つあいだホームでパクッ。


求肥を小豆で包んだ食感が懐かしい

▼ 米子→鳥取

今度の車両もボックスシートだが、海側の席が取れず、止む無く山側へ。
それならば途中で大山が見えるかと思ったが、どこからどこまでが大山なのか良く分からなかった。

いつのまにかうたた寝していたが、鳥取に着く少し前に目を覚まし外を見ると、陽光に眩しき湖山池の姿が映し出された。
見えていたのはほんの数秒だった気がする。
湖山池に行くのは時間的に無理かなと思っていたのだが、やはり行ってみようと急遽予定を変更。

初めて乗る電車では、進行方向にたいしてどちら寄りに座るかでずいぶん車窓の雰囲気も変わってくるだろう。
右を見るか左を見るかで、ひょっとしたら旅の印象まで大きく異なってくるかもしれない。
いっぽうは海かもしれないし、もういっぽうは山かもしれない。
もしこのとき湖山池とは反対の窓側に座っていたら、あるいはそれ以前にうたた寝したまま目が覚めなかったら、湖山池へと足を伸ばすことはなかっただろう。

▼ 湖山池

鳥取駅で大きな荷物をコインロッカーに預け、切符を買って鳥取大学前駅へ戻る。
それでも午後2時くらいには、また戻って来れるので、それから砂丘に行くことにする。


まっすぐな線路はとても気持ちいい

鳥取大学の正門前を左に逸れ、大学の敷地の外周を縫うように歩く。
湖山池が開けてくる辺りには、日本海への注ぎ口となっている湖山川が流れていた。

そこで右に折れ、湖山池の北岸を歩く。
舗装された道路沿いにコンクリートの低い堤防が続く。
その下は10メートルくらいのへりがあって、その先が湖になっている。
すすきや背丈のある草が密生していて、道路からは遠い池の様子しか窺い知ることはできない。



写真を撮ったりしながらのんびり歩いていたので、小1時間で駅に戻るというわけには行かなくなってしまった。
帰りに乗ろうと思っていた電車にはもう間に合わないだろう。
携帯電話のサービスメニューの中からJRの時刻表を探し出す。

右手にあった学校の敷地が途切れると、あとはもう田畑が広がっているだけだった。
それももうほとんどは、稲刈りの済んだ休耕田であった。
取り立てて見るものはなかった。
印象に残るのは、青い空と一定の間隔で屹立する電柱だけだ。
気紛れに訪れ、一生のうちに二度と見ることもないであろう景色が広がる。
真っ白で優雅な鳥が一羽、目の前を横切る。
最初に乗ろうと思っていた電車の汽笛が彼方で聞こえた。






久しぶりに見た気がする――有刺鉄線


まっすぐなのが何ともいえない

結局たっぷり1時間半ほどして駅に戻った。
ちょうどいい電車がなさそうだったので、タクシーで鳥取砂丘へ行こうかと思った。
しかし14:29の「とっとりライナー」は鳥取大学前駅に停まるようだ。
さっき乗ってきた「とっとりライナー」はこの駅を通過したのでてっきり止まらないと思っていたのだが、助かった。
これに乗って、ふたたび鳥取に戻った。

▼ 鳥取砂丘

鳥取砂丘へはとても歩いていける距離ではない。
しかし、どこの乗り場から何というバス停まで乗ればいいのかがいまいちわかりにくい。
どうにも不案内なので、ちょっと難易度高めだ。
なんとか「麒麟獅子バス」という200円均一のループバスで「砂丘センター」まで乗れば良さそうなことが判明する。
だが、シーズンオフの平日とはいえ30分に1本程度しか走っていないのはつらい。
帰りも17時くらいには最後のバスが出てしまうようだ。
夕暮れ時まで砂丘に居続けることはできそうにない。

バスに乗るが、客は3、4人しかいない。
これでは仕方のないところか。
ほどなくして砂丘に到着。
道路のすぐ脇に高台があって、階段が設置されている。
軽い足取りで登り切ると、すぐそこから左右が開け、砂でできた広大な景色が広がっていた。
すぐ先は緩やかに下っていく斜面で、その先から上りに転じ、高い丘へと続いていく。
ちょっとした山と言えないこともない。
とりあえずその丘の頂上を目指して歩き始めた。
しかし、砂だけの景色だからか、距離感がつかみにくい。
丘の頂上まで行って戻ってきたらいったい何分くらいかかるのだろう。


夢にまで見た鳥取砂丘!?

場所によって砂の質が異なるのか、水気によるのか、ソールが埋まるくらい柔らかなところもあれば、若干の砂をかきあげるだけのかたいところもある。
時間が遅いこともあって覚悟はしていたが、たくさんの足跡が目に付く。
それはここが砂漠ではなく観光地であることを顕著に見せていた。

頂上まで来ると、眼下には日本海が迫っていた。
ずいぶん前に福井県の東尋坊を訪れたことがあるが、そのとき見た荒々しい11月の日本海の姿はそこにはなかった。
穏やかな海であった。

丘の海側の斜面を使ってパラグライダーに興じる姿も見られる。
斜面の右から左へ、左から右へ。
月面を飛び跳ねるように軽快に行ったり来たりしている。
風に乗って一気に飛び移ってくることもあれば、途中で足が着くこともあった。
飛び立とうと裸足で斜面を駆け降りるさまは優雅だが、ひとしきり飛んだ後はしばらく休憩をとっていた。
気持ち良さそうに見えて、あれはあれで結構ハードなのだろう。



浜辺まで降りると、波が繰り返したてる音がひときわ大きくなった。
海は、ぼうっと見ているだけで癒される。
さすがに10月の海は冷たそうだった。


オアシス出現(日本海)


足跡を残す


硬そうな鳥が飛んでいく


砂丘をクローズアップ

日が傾いてきていた。
帰りのバスは、17:10に砂丘会館を出る。
バスを待つあいだ土産物屋を物色していたら、鳥取名物砂たまごなるものを発見した。
砂丘の砂で熱し、ほんのり焦げ目の付いたゆでたまごだった。
土産物屋の外のテーブルに座って殻を剥き始めると、首輪を付けた犬が近寄ってきた。
しかし一心不乱に殻を剥いているあいだに、さっさとどこかへ行ってしまった。
写真を撮る隙すらなかった


砂丘の砂から生まれたそうな

▼ 鳥取市街地

駅へ戻るバスの中から、バス停で待つ若い女性を見かけた。
しかしこのバスは彼女が待つバスではなかったようだ。
乗りませんという意思表示か、バイバイをするように小さく手を振っている。
窓越しに何気なく見えたその姿が、不意に目に焼きついた。
バスが発車して後ろに遠ざかる。
もう二度と接点すら持たないであろう行きずりのひと。
旅のあいだは、こんなことの繰り返しだ。

17:45ホテルにチェックインする。
18:25食事がてら外出。
結構交通量は多く、きのう歩いた松江とは差がある。
ともに県庁所在地であり似たような人口と面積を有している町なのに、ちょっとしためぐり合わせでひとりの観光客が感じる印象はずいぶん異なってくるようだ。

そんなことを考えながら繁華街を散歩する。
たぶん結構キョロキョロしながら歩いているので、土地の人が見たらすぐに浮いていることは分かるだろう。
気がつくと賑やかな場所から外れていて、商店と住居が混在する古びたそしてとてもありふれた町並みのなかに入り込んでいた。

結局小1時間歩き回った挙句、一軒のラーメン屋に入った。
「らーめんランド」というちょっと悲しげな名を冠した店は、できて間もないのか、わりとこざっぱりとしていた。
うまからラーメンとギョーザセットに、生ビールも頼む。
麺はオーソドックスだが、結構辛めのスープはことのほかうまかった。
ラーメンを食べ終わりそうな頃になって、思い出したようにライスが出てきた。
文字通り忘れていたのだろうが、ライスが付くとは思わなかったので、ちょっとびっくりだ。

ホテルに帰ってから小腹が空いたら食べようと思い、デザートとビールを探し求めた。
駅前で目に付いたミスタードーナツに入る。
ちょうど100円セール中だったらしく、2個買って210円。
駅に併設されたコンビニ「Heart・in」でビールと朝食用のパンを購入。
「天王山・京都西山水系」のモルツがいつも以上にうまく感じられた。


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