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はじめまして北海道-函館旅行記- -05-

午前8時起床。
午前9時チェックアウト。

きのうのきょうではあるが、土産はやはりサッポロクラシックだろう。

土産を選ぶのは、楽しいようでいて億劫な面もある。
帰りの鞄が膨れるのもつらい。
餞別や土産を一切省いて、人間関係は壊れるものだろうか?
実験してみたい衝動にかられる。
土産物屋の店内をぶらつきながら、一分考えて諦める。
しかし、まとめて買った土産を宅配便で送ってもらうことにする。
鞄ひとつに入りきらないのは、さすがに困るからだ。

盛岡行き、特急「はつかり」14号はドラえもん海底号だ。

短すぎた滞在期間に、後ろ髪を引かれながら、函館の町をあとにする。

発車ベルもドラえもんの曲。
さようなら、函館。
頼んだぞドラえもん……。

車内で朝食を摂り、本を読む。

そしてまどろむ。

「はつかり」はかなりのスピードで走るが、盛岡までは4時間かかる。
途中には、12月1日に開業する東北新幹線の駅や線路が見受けられる。

盛岡は雨。

駅の立ち食いで、当然のようにそばを食べる。
濃いだし汁はやはりそばによく合う。

駅構内を歩き回っているうちに、いくぶん雨は弱まってきた。

周辺案内図で繁華街の目処をつけ、散歩。

目抜き通りと思しき商店街は、雨にもかかわらずけっこう人通りも多い。
垢抜けた女性が目に付くのは、地方都市に対する自分の蔑視の現われかもしれない。

函館と盛岡はともに人口28万人ほどだが、性格はずいぶん異なるのだろう。
いっぽうは観光都市。
もういっぽうは交通の要所という位置付けが強い。
でもどちらも石川啄木ゆかりの地という共通点もある。

歩き疲れ、目についた店でコーヒーを啜る。

盛岡駅へ戻ると、時間的都合により、新幹線に乗る前に夕飯を済ますことにする。
東京に着くのは午後9時半。
帰宅する頃には11時をまわるから、致し方ない。

駅地下街のそば屋で、カツ丼セットを食べる。
さすが盛岡は、どこで食べてもそばはうまい。
そしてそば屋のカツ丼はやはりうまい。

カツ丼食うならそば屋の図式は、どこに行っても変わらぬ真理なのである。

後ろに座った若い女性のひとり客がわんこそばを頼んでいたのが気になるが、「やまびこ」74号は、午後6時47分発。
一年振りの新幹線。
やはり速い。

盛岡~東京は直線距離で460km。
それがわずか2時間40分だ。
直近の壁を見ると、その速さがよくわかる。
ジェットエンジンで走ってますと言われたら、信じてしまいそうな速さと音だ。

上野~青森間を12時間かけた「あけぼの」の汽笛が、遥か遠くで聞こえる。
軋む線路とあいまって古代からの旋律を思わせる慈しみ深い音色。
次々と駆逐されていく寝台列車も、蒸気機関車と同じ運命を辿るのだろうか。

気がついたら眠っていた。
ふたたび文庫本を手の中で開いた。

東京駅からは横須賀線だ。
駅に着いたらタクシーで帰るつもりだったが、少しでもこの時間の流れから外れたくなくて、さらに電車を乗り継ぎ、最寄の駅からタクシーに乗った。

女性の運転手はメーターを倒し忘れ、苦笑いしながら初乗り料金しか取らなかった。

短いタクシーの車中で思ったのは、函館の夜景のことだ。
きらびやかなネオンがほとんどないあの夜景は、生活に欠かせないともし火の集まりだ。

函館山は美術館のようなものだ。
人々の営みを否応なしに映し出すあの広大なキャンバスの前で、吐く息の白さを感じている余裕はなかった。

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