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〈惜別〉映画監督 大林宣彦さん

大林宣彦監督が、とうとう逝ってしまわれた。
世の中にコロナ禍が吹き荒れる中でも、そのニュースは私に多くの思い出をよみがえらせるのに十分な悲報であった。

10代の頃までのわたしは、映画といえば洋画であった。
ドラえもんやガンダム、マクロスといったアニメ映画から一応の卒業をしてからは、周囲の影響や漠然とした異国への憧れからもっぱら洋画ばかりを観ていた。

例えば、子どもの頃にテレビで観た「タワーリング・インフェルノ」のスペクタクル感や、なぜか通っていた塾で観た「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のハラハラドキドキ感に魅了されていた。

しかし大林監督の「ふたり」を観てから、私の映画に対する嗜好は大きく変わったのだ。
アクションや特撮を駆使した作品を嫌いになったわけではない。
事実いまでもSFやホラー、サスペンスなどジャンルを問わず洋画も観るが、邦洋の割合は大きく逆転してしまったのだ。

地続きで行ける実在の町を舞台として、吹き替えや字幕でないセリフで紡ぎ出される物語。
たっぷりの郷愁。
ファンタジーでありながらも自分の生活のすぐ隣で起きていそうな現実感。
この世界観に、どっぷりとはまってしまったのだ。

映画館に3度足を運び、計6回観た。
3度目は劇場公開が終わる直前のことで、上野駅前の映画館まで足を運び、2時間30分の映画を朝から夕方までぶっ通しで3度観たのだった。
上映終了後の入れ替えもない当時だからできた贅沢であった。

パンフレットはもちろん買ったし、サウンドトラックや主題歌『草の想い』のCDも数え切れないくらい聴いた。
赤川次郎の原作小説も単行本を買って何度も読んだし、サントラの特典についていたシナリオ本も読み込んだので、後にレーザーディスクが発売されてからもやはり何度も観たが、しまいにはほとんどのセリフが頭に入っていたように思う。

尾道まで足を運んだ時の忘れられぬ思い出が、後々夜行列車で日本各地を旅して周る原動力になったのだといまは思える。
若かりし頃の私を、邦画の魅力へ誘ってくれた大林監督のご冥福をお祈りします。

ふたり

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